あしたパートナーズ

事例紹介

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ひとり親・一人っ子の息子で、頼れる身内がいないケース

神奈川県在住、一人っ子のケース

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インタビュー内容

あしたパートナーズの存在はいつ・どこで知りましたか?

勤務先が主催となって開催された親なきあとに関するオンライン勉強会があって、その案内で初めてあしたパートナーズを知りました。
幾度とあったんですが、その開催のタイミングが毎回勤務時間と重なっていたため、毎回参加できませんでした。
なので、直接、あしたパートナーズさんと直接紹介していただきました。

ご相談前、親なきあとに関して、どのような心配事がありましたか?

まず想像がつかなかったというのが正直なところでした。
自分の身近な方で亡くなったという経験もなかったので。
ただ、漠然とうちの子はちょっと無理じゃないかなと思ってはいましたけど、何をしていいのかも経験がないからわからなかったですね。
なんとなく不安だけど、何をしていいかわからないと言う感じ。
想像するに私が亡くなった後に、細かい話だけど、スマホが壊れたって言ったら、一人で治しに行けないよね、とか。
障害者手帳の更新とかどうかな、とか。
今まで自分(母)がやってきたことがサポートできなくなるから、それを一人でやるのは無理だろうな、とか。
考え出したら、キリがないけど、かと言って、何から始めればいいのかもわからないので、今のところ健康だし、考えるのをやめようみたいなところはありました(笑)

その心配事に対して、当時どのような準備をしていましたか?

結局、何もできていませんでした。
漠然とした不安はあるけど、何も手付かずみたいな状態でした。
自分がなくなったあとのことよりも、自分の親がなくなったあとの方が心配だったので、Amazonで人がなくなったあとの手続の本を買って、少し勉強したりはしていました。
 

なぜ、あしたパートナーズに相談をしようと思いましたか?

結局、大きいことから、小さいことまで考えることが多すぎて、一人では何から手をつけていいのかわからないので、自分一人で準備をするのは無理だと思いました。
結局、家事と仕事に追われるので、後回し、後回しになってしまう。
日常に流れていく感じ。
今後の見通しをつけて欲しいと思ったので、あしたパートナーズさんにサポートをお願いしました。

どのような親なきあと準備から始まりましたか?

一番最初は家計簿診断から始まりました。
その後、キャッシュフロー表を作っていただき、色々とお金についての整理がついてきてから、遺言が必要だなとか、生命保険の受取人が息子のままじゃそもそも保険金の請求は難しいかもとか。
このままじゃまずいなっていう気づきが多くありました。
この間、知り合い(その方もお子さんが障害がある)と会う機会があって、親なき後についての話になった。
その知り合いは、(頼れるかはわからないけど)親戚に頼れる人がいるって言ってたんですが、結局、私の場合はなんとかなることがないので…(笑) 

相談をしている中で何か感じるものはございましたか?

具体的に考え出すと、ちょっと待てよ、と思うことがたくさんあって、「私のお葬式はどうするの」「私の家とか、お墓とかどうするの」って。
私の持っている資産は遺言を作ったからなんとかなるけど、私の住んでいる家の契約はとか、不用品(遺品)の整理とか、ここで死後事務委任契約が必要なのかと思いました。
「私のお葬式誰がしてくれるの?」って(笑)最初、自分がうっかりして考えに至らなかったような話にまで広がっていったので、助かりました。

ご家族のナイーブな話を第三者に相談をしてよかったと思いますか?

家族って結局、感情も入ってくるし、第三者ほど客観的になれないので、第三者に相談してよかったと思いました。
あと、家族ってやりにくいところが多くて、実家に帰って、親とそれとなく親なきあとの話をするんですけど、この話って、いわゆる縁起の悪い話なので、自分が(病気などで)ダメだったかもっていう経験がないときちんと向き合えないとも思います。
お金の話も感情が入るとなかなか難しい、家族は身近すぎて、いつでも話できるっていう安心感がるし、やっぱり第三者の方に入ってもらって、定期的に打ち合わせの予定を入れてもらったほうが、結局話が進むし、冷静な判断をしてもらえるし、いいと思います。

最後に、これから親なきあとの準備を始める方に対して、何か一言お願いいたします。

これはすごい難しくて、自分自身が準備を始めたので、周りにも勧めるんですけど、必要性は感じてるけど、動き出すのは腰が重いみたいで。
まだ健康だしみたいな感じです。
ただ、これ親なきあとの準備って実際にやってみると、大変なんですよ。
やること多くて、考えること多くて。
だから、病気になってからやるのは無理だと思っていて、正直健康な時じゃないと無理です。
自分の健康不安が出てくると、必要性を感じると思うんですけど、正直健康な時にやらないとしんどいんですよ(笑)考えて、整理して、今までほったらかしにしていた、資産の整理とか、気力と体力がある時にやるのをオススメしたい。
でも準備を進めていくと、身の回りがスッキリするんですよ。
限りがあるんだなっていうことを実感するので、今は楽しむ方向にシフトしていますね。
じゃあ、もう私のためにそこそこお金を使ってもいいんじゃないとか。
これは大事で、これは不必要でとかっていう割とその辺の価値観が明確になってきたので、より前向きに生きてきていけるので、終活の副産物ってそこなのかなって思います。