あるとき、障害者のきょうだいを持つメンバーが、
「今、親がいなくなったら、その障害者のきょうだいの将来や生活はどうなるんだろう」
「残った家族だけで、そのきょうだいを支えていけるのだろうか」
と、ふと考えました。
メンバーが感じた漠然とした不安は、障害者本人やそのご家族の方であれば、
一度は感じたことがあると思います。
障害者のいる家族みんなが自分らしく生きていくための方法を一緒に考える団体として、
2019年2月、私たち「あしたパートナーズ」は活動をスタートしました。
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親なきあと問題とは?
「親なきあと」問題とは、障害のある子を支えている親御さんがなくなってしまったあと、
その子の「住む場所」「生活や就労」「お金のこと」「きょうだいのこと」などを
どうしていくかという問題です。
例えば、
- 今は実家で障害のある子と同居しているが、親なきあとに、そのまま実家で生活していけるか心配
- 今後、どこに就労していくのか、職場に定着できるのかどうか心配
- 親なきあとに誰がどのように財産管理していくのか心配
- 障害のある子について、きょうだいに状況を詳しく伝えられていない
など、ご家族状況によって、さまざまな不安や心配ごとがあります。
「親なきあと」の相談しようと思っても、どこに相談して良いかわからない。
また、日々忙しくて家族で話す機会がつくれなかったり、感情的になってしまって、
話し合いが前に進まないことがあります。
あしたパートナーズができること
あしたパートナーズは、「重要だけど急ぎではない」と思われてしまう、
「親なきあと」問題について、親御さんの生前対策(※)から、
状況の変化に応じた実施した対策のメンテナンス、
実際に親なきあとが発生してからのご家族のサポートまで、
経験豊富なメンバーがご対応させていただきます。
親御さんが元気なうちに準備をしっかりとしておくことで、親御さんの心配をとりのぞき、「親なきあと」も本人・きょうだいがその人らしい今日とあしたを生きられるように、
私たちは日々活動しています。
※遺言、キャッシュフロー表作成、生命保険、信託、
障害年金申請サポート、任意後見契約など
障害者の
ご家族の方へ
障害福祉
事業者の方へ
お知らせ
- 2023.02.07
- 親なきあと問題について学び、他のご家族に相談できるコミュニティサイト「あしたね」をオープンしました。
- 2022.09.15
- あしたパートナーズのメンバーにITコンサルタントの山下 史彦が理事として新しく加わりました。
- 2022.05.30
- あしたパートナーズのメンバーに社会保険労務士の松山 純子さんがアドバイザーとして新しく加わりました。
- 2021.12.15
- あしたパートナーズのメンバーに小児科医・作家の湯浅 正太さんがアドバイザーとして新しく加わりました。
- 2021.01.20
- 「親なきあと相談室」主宰・渡部伸さんと、「親なきあと後見」のサービスを共同開発し、提供を開始いたしました。