〜障害のある子の親として、NPO法人の代表として、相談支援専門員として、 親が元気なうちに知っておくべき情報や備え、フォローできる体制作りの必要性〜
導入サービス:当事者家族「親なきあと」支援プログラム
NPO法人障がい児者ライフサポートたんぽぽの会 理事長 嶋田 知詠子様(以下:嶋田さま)
嶋田さまもちろんあります。私自身も障害の重い娘がいるため、6人のお母さんたちと放課後施設を立あげて23年目となります。娘は9年前に施設入所をしておりますが、相談支援専門員になってからは、さまざまな相談にのっております。「親なきあと」はすべての親が抱えている不安だと思います。
嶋田さま相談支援事業所では、お子さんの障害福祉サービス利用計画を立てておりますが、ご家族のそれぞれの家族構成や資産状況も違う中で、「お金」の話を専門家に繋げなければと感じていました。大切なお金についてのご相談は、相談支援事業所として限界を感じていました。
嶋田さま「親なきあと」問題は、実際には親が元気なうちに準備する数々の事を指すのだと思います。成人年令が18歳となった今、お子さんが未成年のうちにやっておいた方が良い事もあります。親たちに必要な知識や手順、フォローする体制をあしたパートナーズの支援プログラムによって進めることが出来て本当に良かったと思います。漠然としたいつも抱えている不安を、知識によって前向きに捉えて、それぞれのタイミングで解決していけたら良いと思います。
嶋田さま第三者だからこそ、相談できる事もあるでしょうし、家族間でも話し合うのが難しかったりする事もあると思います。それぞれのご家族の不安を相談し方向性を見い出す事によって、親御さんも従業員の皆さんも心穏やかに過ごして欲しいと思いますし、それがお子さんの幸せに繋がっていくと思います。
嶋田さま沢山の保護者の方々が関心を持って参加されていました。感想を尋ねると、「知らなかった事が多すぎることが知れて良かった!」と笑って答えるお母さん、「当事者でもある専門家集団を心強く感じた」、早速「あしたね」に登録しました!というお父さんもいらっしゃいました。
法人としても、親なきあと問題に取り組む体制が出来て感謝しています。
2025年6月開催の勉強会風景