相談事例
Case study
#07
2025.09.17 親御さんからの相談

親なきあとの事業承継を含む、数々の課題を一つずつ整理していったご家族のケース

祖母:94歳
父:69歳
母:63歳
長男:33歳
長女:31歳(重度知的障害・自閉症)

祖母:94歳 父:69歳 母:63歳 長男:33歳 長女:31歳(重度知的障害・自閉症)
- INTERVIEW -

インタビュー

あしたパートナーズとの出会いは?

2019年、聖路加国際病院で開催された「親なきあと問題」に関する勉強会にて、あしたパートナーズの存在を知りました。
面談や別の勉強会を通じてご縁が深まり、2022年以降、本格的な相談へ進んでいきました。定期的な面談を重ねながら、相続診断・資産の共有・信託の活用など具体的な対策を一つずつ実行していくことで、夫婦で「親なきあと」に向き合い、冷静に準備を進めることができました。

ご相談のきっかけは?

2016年、娘のグループホーム入居を機に、「親なきあと」の暮らしや相続について考え始めました。当初は、定期的な面談を通じての情報交換から始まり、やがて事業承継や資産管理、遺言書作成といった具体的な相談へとつながっていきました。

親なきあとの準備を始める大きな転機になったことは?

夫の両親と同居を続けていましたが、当時お世話になっておいた理事長のご紹介により、地方にある施設と出会いました。
将来を見据えて、娘が21歳の時にグループホームへの入居を決断しました。見学を経て入居が決定し、親としての不安もありましたが、入所の時に3日間付き添い最終日に「バイバイ」と2階へ駆け上がる娘の姿を見て「ここでなら」と思えたことが決め手になりました。
この事がその後マンション経営など資産活用を含む新たな道を切り開く「転機」となりました。

資産整理とマンション経営への展開

自宅の老朽化に伴い住み慣れた家を更地にして土地活用に取り組みました。
それを機に夫の両親は介護付き老人ホームへ入居してくれました。マンション建設に2年を要しましたが、2022年2月に完成。娘の将来の暮らしを支えるためにも、息子が引き継げるマンション経営を開始しました。
法人と個人の資産が混在していたため、専門家のサポートのもと相続や資産分割を丁寧に検討していくこととなりました。建物は法人所有、土地は個人・法人の共有という複雑な状況や相続について、顧問税理士とあしたパートナーズがチームとなり専門家の支援のおかげで着実に準備が進みました。

相談してよかったと感じることは?

娘、そして息子世代の相談相手として、世代が近いあしたパートナーズの存在が大きかったです。
親が元気なうちに準備を始めることで、「今、できること」が明確になったっていきました。家族の中にとどまっていた問題が、専門家や支援者との連携で“見える化”されていきました。応援団が増え、「家族だけで抱えなくていい」と感じられるようになっていきました。

グループホーム入居後の変化はありますか?

娘の自立した姿を見られたことは、家族にとっても大きな変化でした。生活拠点が離れて初めて、「親がいなくても大丈夫」と感じられる場面が増えました。
現在は、2か月に一度の面会を通じて、グループホームや支援員の方々と連携しながら、娘の暮らしを見守っている状況です。

準備を始める前と後の心境の変化はありますか?

準備を始める前は、何から手をつけていいか分からず不安も多かったのですが、始めてみると…。少しずつ歯車が動き出し、ひとつずつ解決していける手応えがありました。専門家や支援者が「応援団」としてそばにいることが、心の支えになりました。
夫婦で“自分たちの死後”についても冷静に考えることができるようになりました。遺言書作成にもアドバイス頂き、公証役場へ提出した時はホッとしました。

これから「親なきあと」の準備を始める方へ

元気なうちこそ、余裕があるうちにこそ、子どもが安定しているタイミングでの準備をおすすめします。一緒にいられる時間がずっと続くような気がしていても、離れてみて初めて見えてくることもあります。「見切れない」「今は無理」「まだまだ先のこと」と思う前に、まずは一歩、誰かに相談することから始めてみて、知識を得ていくことが大切だと思います。

ともに、“あした”を
つくる。

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